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この間ボーっと銘仙を見ていて気づいたんです。
銘仙と言えば派手な色使いとデザイン。
でも銘仙の色合いって実は派手(ビビットカラー)では無いんです。
遠目からみると凄く派手に見える銘仙。
色も派手に見えますが、原色や、さえた色と比べてみてください。
白だと思っていたところが実際は灰色だったり、鮮やかなピンクだと思っていた場所が暗い肌色だったりするはずです。
銘仙に使われている色は、洋服地などに使われている色より2トーン3トーン彩度が低いのです。
これが日本の色(桜・藍・鼠…etc)の効果なんです!
派手に見えるのは色の組み合わせが上手いから。
補色や同系色を巧みに使ってあります。
色を抑えてあるから、あんなに大柄でも派手過ぎず嫌味でないのでは。
現代の着物は本当にパステルカラーやビビットカラーを使うから、着物の静かで艶かしい感じが出ないのではないでしょうか。
アンティークの魅力の一端は、和の色にあるように思います。
一見派手に見えるけれど、落ちついていて飽きのこない柔らかな色彩。
紬や木綿を見てもそう感じます。
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